ガンマ線: 走行データ(山)

測定器(GeoGamma220)を車に載せて六甲山(兵庫県)を走ってみました。その時のデータを専用の表示ソフトで表示したのが次の図です。

六甲山

下側グラフは横軸が時間、縦軸は計数率(cpm)で、芦屋市街からスタートし六甲山の頂上にある六甲ガーデンテラスまでのデータです。X軸の値が800付近で一番計数率が高くなっていますが、この付近は谷筋で、計数率が高いのは尾根に出るまで続きます。青の十字カーソルの点が一番値が低くなっていますが、この付近は完全な尾根筋で道路の両側が開けています。何故、谷筋でガンマ線量が高く、尾根で低いのかですが、測定点の周りがどれだけ岩石や土に囲まれているかという事だと考えられます。

走行する前のイメージでは漠然と頂上が一番線量率が高いだろうと思ったのですが、実際のデータは逆でした。ガンマ線は目に見えないので性質を理解するには色々体験する事が必要だと思いました。

(小林一英)