ガンマ線:低エネルギー領域のバックグラウンド

30keV以下のエネルギー領域でバックグラウンドがどのようなスペクトルになるのか調べました。フォトマルにかける電圧を高くし、低エネルギーまでスペクトルを表示するようにしました。その結果が次のグラフで、Cs137を参照のため重畳しています。

Cs137_900V
この画面の低エネルギー部分を拡大したのが次のグラフです。

Cs137_900V_2
このグラフのピークはCs137の32keVで、横軸のチャンネル数を3で割るとおおよそのエネルギーが出ます。グラフでは20チャンネル即ち7keV程度から測定できています。次のグラフはCs137の重畳を行わない場合のものです。

bg_900V_2
このグラフから7keV~30keVの間はほぼフラットなカウント数である事が分かります。このようなレスポンスになるのは一般的な事なのか、この測定器特有なのかは調査中です。カウントされているパルスはフォトマルの雑音である可能性もあります。