Cs137の特性X線のエネルギーは、ネットで検索すると32keVの値が一般的ですが、30~36keVの間の数値も見られます。何故色々あるのかですが、複数のX線が出ているためだと分りました。
31.8keV, 32.2keV, 36.4keVの3本で、ディテクタによりスペクトルの現れ方が違ってきます。NaIシンチレータを使った場合などでは3本が合体し32.9keVになるとの話です。
ディテクタの校正をしていて、この特性X線の位置が合わないので何故かと思っていました。32keVと33keVでは誤差としては3%になるので原因を追及しないといけなかったが、回路の問題でなく良かった。