ガンマ線: 走行データ(JR神戸線)

GeoGamma220を鞄に入れ、JRの列車で走行テストを行いました。区間はJR新大阪駅から芦屋駅の間です。

計数率は、駅構内では複雑に変化しますが、ホームに立つと一定します。列車に乗り込むとホームでの計数率の60%程度に下がります。下がる理由としては、測定器と地面の間が列車の台車分だけ離れるのと、列車の床(鉄板など)による減衰が考えられます。

新大阪から芦屋駅までの間では計数率はほぼ一定ですが、若干、西に行くに従い増加しています。途中、河川では計数率は大きく下がります。JR新大阪_芦屋画像をクリックすると拡大できます。

後日分った事ですが、新大阪駅のホームの直前に鋭いピークがあります。このピークの原因が当初分らず、駅構内の何かの施設が花崗岩でできているのだろうと思ってましたが、それは階段だと言う事が分りました。友人に教えてもらって、調べたところ確かに御影石でできた階段でした。階段の場合、斜めになっていて測定器に入るガンマ線量も床とは違って多くなるのでピークができるのだと思われます。

(小林一英)